アメリカンガレージハウスの概要を解説
芸能人が利用していることもあり、もともとアメリカンスタイルに興味がなかった方でもアメリカンガレージハウスに興味を持つ方が増えています。
アメリカンガレージハウスとはどのようなものなのでしょうか。この記事では、アメリカンガレージハウスとはどんなものか、どこに魅力があるのかを徹底解説します。
アメリカンガレージハウスとは?
アメリカンガレージハウスとは、アメリカンスタイルのガレージハウスのことです。ガレージハウスは車庫と住居が一体となった建物のことで、「ビルトインガレージ」とも呼ばれます。外装にレンガや木目調の壁、重厚感のある木製のドアなどのアメリカンスタイルが取り入れられています。
アメリカやカナダといった広大な土地がある国や地域では、車が2〜3台置ける平屋のガレージの隣に住居が隣接しているケースが多いですが、日本ではそこまで土地が用意できなかったり、建ぺい率の問題があったりして、2〜3階建の住居の1階部分をガレージに当てるケースも多いです。
注目を集めるアメリカンガレージハウスの魅力
ガレージハウスがあれば、車やバイクを雨に濡らさずに保管することができます。雨に濡らさずに保管できれば痛みづらく、盗難やイタズラからも守ることができ、安心です。
また、住居とガレージハウスが繋がっていれば、ガレージハウスから雨に濡れずに車に乗り込むこともできます。たくさんの荷物を載せて帰ってきたり、車の中で子どもが寝てしまったりした時にも楽に下ろすことができます。
映画やドラマを見てアメリカンガレージハウスが気になっているという人の中には、そのかっこよさに心惹かれている人も多いでしょう。しかし、上記のように、アメリカンガレージハウスの魅力は、かっこよさだけではないのです。
アメリカンガレージハウスの活用方法
ガレージに車・バイクや自転車を保管するだけでなく、メンテナンスのスペースを設ける人も多いです。車いじりが趣味の人にとっては夢のような空間ですね。
アウトドアグッズなどは頻繁に使うわけではなく、嵩張るため、ガレージに収納しているというご家庭もあります。車に載せるのにも便利ですし、居住スペースを普段あまり使わないものに取られずにすみます。荷物以外にも、趣味のものを飾るスペースとして活用している人もいます。リビングには飾ることを許されなくてもガレージなら…というケースもあるようです。
ガレージハウスはエンジンの振動音が気になるため防音加工をするケースも多く、それを利用して楽器の練習部屋として活用する人もいます。
アメリカンガレージハウスをおしゃれに見せるポイント
アメリカンガレージハウスをおしゃれに見せるには、以下のポイントに注意しましょう。
ポイント①木製のガレージドアを使用する
まずひとつ目は、木製のガレージドアを使用することです。日本でガレージドアというと、アルミなどの金属でできたシャッターのようなものを思い浮かべますが、木製のガレージドアを扱っているメーカーもあります。
ガレージドアは面積が大きいので、印象に与える影響も大きく、ガレージドアを木製に変えだけでもおしゃれな雰囲気を演出できます。
ポイント②外壁の色は2~3色でまとめる
外壁の色は2〜3色に抑えましょう。1色だとのっぺりした印象になってしまい、4色以上だとごちゃごちゃした印象になってしまいます。
2色でツートンカラーかポイントカラーにすると、簡単におしゃれな雰囲気を出せます。また、淡い色2色に原色を1色だけ使うのも、原色がアクセントとなってうまく纏まります。
ポイント③内壁にもこだわる
外壁だけでなく、内壁にもこだわりましょう。ガレージの内壁は「外から見えないから」と予算を削られがちです。しかし、ガレージもリビングなどと同様に、滞在している間は内壁を見て過ごすので、より快適になる内装にしたいものです。
おすすめはレンガや木目を使用したスタイル。簡単にアメリカンスタイルを演出することができます。
ポイント④アメリカンスタイルの家具や小物を設置する
スペースを取れるようなら、アメリカンスタイルの家具や小物を設置してみましょう。アメリカンスタイルの机や椅子、棚などを置くと一気に雰囲気が変わります。ブリキの看板をポスターがわりに取り付けてみるのもおすすめです。
ポイント⑤コンセプトを決める
ガレージハウスの内装をいじる前に、ガレージをどのような空間にするのかコンセプトを決めましょう。
同じアメリカンスタイルでもポップなもの、大人っぽいものなどさまざまです。また、ガレージは車いじりだけのものなのか、子どもの遊び場を兼ねるのかなどによっても求めるものが違ってきます。
アメリカンガレージハウスの費用の相場
車を1台駐車するのに、12畳程度のスペースが必要です。DIYスペース等を設けるとなると
アメリカンガレージハウスの費用は、一般の住居と比較すると高くなります。ガレージは換気のために大きな換気口を設置したり、照明をつけたり、防音加工をしたりする必要があるためです。
車1台を駐車するためには、6坪(12畳)程度のスペースが必要です。一般に注文住宅のガレージハウスの坪単価は50万円から80万円と言われていますので、300万円から480万円程度でガレージハウスが作れる計算になります。坪単価に幅があるのは、設備や内装にこだわればその分費用が上がっていくからです。
ガレージで何をしたいのかによっては、必要なスペースの広さも変わってきます。また、ガレージハウスは建てて終わりではなく、メンテナンスも必要になります。そういった点をよく考慮して建てましょう。
アメリカンガレージハウスの注意点
アメリカンガレージハウスを建てる上での注意点はどのようなことでしょうか。
注意点①居住スペースが狭くなりがち
居住スペースが狭くなりがちです。決められた土地面積、建ぺい率で建物を建てるわけですから、ガレージにスペースを割く分、居住スペースが取られがちです。
生活の中心は居住スペースであり、ガレージは居住スペースに転用しづらい場合が多いです。家族計画と照らし合わせてよく考えましょう。
注意点②コストがかかる
注意点の2つめは、コストがかかるということです。
ガレージを作るには一般の住宅を作るよりも費用がかかるため、家族の了承を得る必要があります。
注意点③さまざまな設備を整える必要がある
3つめの注意点はさまざまな設備を整えなくてはならないことです。ガレージは換気のために大きな換気口を設置したり、照明をつけたり、防音加工をしたりする必要があります。そのため、設備費や設備のメンテナンス費がかかりますし、これらの設備がなければガレージとして使えないので、後回しにすることもできません。
憧れのガレージハウスでアメリカンスタイルを満喫
アメリカンガレージハウスとはどんなものか、どこに魅力があるのかをお伝えしてきました。アメリカンガレージハウスに魅了される人の気持ちが少しは伝わったでしょうか。
ガレージハウスは育てていくところにも楽しみがあります。ガレージハウスを設置するスペースがあり、家族の了承が取れるのであれば、ガレージハウスを新居の選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。
PIECE STYLEは、埼玉県を中心にアメリカンスタイルの注文住宅を手がけています。お客様一人ひとりのご要望にあった家づくりでしたら、PIECE STYLEにお任せください。