アメリカンインテリアとは?魅力や選び方を紹介

「ハリウッド映画で見るようなインテリアに憧れている」
「個性的なおしゃれがある部屋にしたい」
インテリアを考えるにあたって、上記のように考えている方におすすめなのがアメリカンインテリアです。
アメリカンインテリアはハリウッド映画で見るようなインテリアで、個性的なおしゃれさが感じられます。
本記事では、アメリカンインテリアの基礎知識である種類や特徴などを詳しく解説します。一味違ったおしゃれな部屋に憧れている方、ハリウッド映画に登場するインテリアに憧れている方は、ぜひ最後までご覧ください。
アメリカンインテリアとは?
アメリカンインテリアとは、その名の通りアメリカ各地のスタイルをもとにしたインテリアのことです。
アメリカンインテリアのもともとのルーツはヨーロッパ式の建築とされていますが、時代の流行や各地域の特徴を取り入れていることから、さまざまなスタイルがあります。
具体的にはポップなものから、落ち着いた雰囲気のインテリアがあります。
したがって、アメリカンインテリアにしたい場合は、まずはどのようなスタイルがあるのか詳しく知ることが重要です。
アメリカンスタイルのさまざまな種類については下記の記事で詳しく解説しています。
アメリカンスタイルの家とは?長年愛されているスタイルと特徴を紹介
アメリカンインテリアの種類
先ほども述べたように、アメリカンインテリアといっても地域によってテイストは大きく異なります。アメリカンインテリアにするのであれば、まずは種類の把握からする必要があります。
そこでここでは、アメリカンインテリアの代表的な種類である、以下の5つを詳しく解説します。
- ウエストコーストスタイル
- ネイティブアメリカンスタイル
- カントリースタイル
- ヴィンテージスタイル
- サウスウェスタンスタイル
それでは実際に、それぞれのスタイルを詳しく見ていきましょう。
ウエストコーストスタイル
ウエストコーストスタイルとは、アメリカの西海岸エリアであるカリフォルニア州やワシントン州をもとにしたスタイルです。
明るいブラウンやブルー、ホワイトといった爽やかな色が使われており、使われているインテリアは天然素材がメインです。
近くに海がある地域でもあることから、リゾート地のように開放的な空間をイメージさせる空間となっています。
明るい開放的な空間が好きな方におすすめのスタイルです。
ネイティブアメリカンスタイル
ネイティブアメリカンスタイルとは、アメリカの先住民族であるネイティブアメリカンを連想させるスタイルです。
天然木やレザーといった素材でクラフト感や素朴感を出しており、落ち着いた雰囲気であるのが特徴です。
さらにネイティブ柄でアクセントを加えて、個性的な空間を演出しています。
個性的な部屋にしたい、遊び心のある落ち着いた空間をイメージしている方に最適です。
カントリースタイル
カントリースタイルとは、アメリカの郊外にあるインテリアをイメージしたスタイルです。パイン材といった無垢材やナチュラル素材のファブリックで、温かい空間を実現しています。さらに白とブラウンの2色をベースにすることで、落ち着いた雰囲気を演出しやすくなります。
他には天然素材の家具、ヴィンテージアイテムなどが使用されているのも特徴です。
カントリースタイルは、温かい落ち着いた雰囲気の空間を目指している方におすすめです。
ヴィンテージスタイル
ヴィンテージスタイルとは、ブラウンやブラックといった暗めの落ち着いた色で、重厚感のある空間となっているのが特徴です。
レザーのソファやウォールナットの棚などを使用すれば、より大人っぽい空間を実現できるでしょう。
基本は落ち着いた家具を使用し、装飾のされていないものを取り入れることで、より雰囲気が出ます。
ヴィンテージスタイルは、落ち着いた大人っぽい空間の部屋が好きな方におすすめです。
より詳しくヴィンテージスタイルについて知りたい方は下記の記事がおすすめです。
サウスウェスタンスタイル
サウスウェスタンスタイルとは、メキシカンなテイストが特徴で、エスニックな雰囲気があるスタイルです。
サボテンや多肉植物を飾れば、より雰囲気が出るでしょう。観葉植物との相性が抜群なため、植物が好きな方はもちろん、エスニックな雰囲気が好きな方におすすめのスタイルです。小物を上手に取り入れることで、他にはないおしゃれさを実現できます。
個性的なラグや小物を取り入れてみるのがおすすめです
。
アメリカンインテリアの特徴
アメリカンインテリアのスタイルはさまざまですが、まとめると以下の特徴があります。
- 歴史を感じられる
- 洗練されている
- お店のような雰囲気がある
- さまざまなテイストがある
これから紹介するアメリカンインテリアの特徴を知り、部屋をさらに素敵な空間にしていきましょう。
歴史を感じられる
アメリカンインテリアでは、アメリカの歴史を感じられます。アメリカはもともとイギリス、フランスの植民地だったこともあり、ヨーロッパを連想させる建築物、インテリアが取り入れられてきました。
スタイルは大きく2つに分けることができ、植民地時代のコロニアル様式と独立後のフェデラル様式です。コロニアル様式はイタリアやスペインといったヨーロッパの建築様式をもとにしており、クラシカルな装飾が特徴です。
一方のフェデラル様式は、外観は直線的なデザインとなっており、より細かな装飾がされています。フェデラル様式に該当する建物として、アメリカのホワイトハウスがあります。
このように、建物でアメリカの歴史を感じられるのがアメリカンインテリアの特徴です。
洗練されている
アメリカンインテリアはただおしゃれを演出しているだけではなく、素材の良さを引き出しています。そのため、上品な印象を与えられます。
インテリアを考えるうえで、色が少なくてシンプルすぎる、反対に色が多すぎて騒がしい印象と悩みを抱える方も少なくありません。
しかしアメリカンインテリアであれば、各素材の良さを引き出していて調和がとれているため、雰囲気のまとまった部屋を実現できます。
お店のような雰囲気がある
アメリカンインテリアは落ち着いていてくつろぎやすい雰囲気でありながらも、お店のようなおしゃれな空間であるのも特徴の1つです。ヨーロッパの建築物がルーツになっているのに加えて、アメリカ独自の文化も取り入れられているからこそ、個性的なおしゃれな空間となります。
配色を上手に取り入れることで、ハリウッド映画に出てくるお店のような空間にできるのも、アメリカンインテリアの特徴の1つです。
さまざまなテイストがある
アメリカンインテリアは1つのスタイルではなく、ヴィンテージやポップ、エスニックといったさまざまなテイストがあります。
そのため、大人っぽい雰囲気からポップなインテリアが好きな方も、理想とするスタイルが見つかるでしょう。
ヴィンテージや西海岸、モダンなどはポイントを抑えることでおしゃれな部屋になりやすく、実現しやすいのも嬉しいポイントです。
アメリカンインテリアを取り入れるにあたりこだわりたいポイント
アメリカンインテリアを取り入れるにあたって、意識したいのが以下の2つです。
- アメリカンダイナー
- ヴィンテージアメリカン
アメリカンインテリアを取り入れたいものの、上手にできないといった方は、これから紹介する内容を押さえることで実現しやすくなります。
それでは実際に、アメリカンインテリアを実現するためのポイントを詳しく解説します。
アメリカンダイナー
アメリカンダイナーは、1940年代〜1960年代のアメリカの大衆食堂をイメージした、ポップな雰囲気が特徴です。赤や白といった明るめの色から、アメリカを代表するコカ・コーラのアイテムやレトロな看板などを使用し、遊び心のある空間を演出しています。
そんなアメリカンダイナーのスタイルでは、以下の3つが重要です。
- 素材はプラスチックやレザーを選ぶ
- 配色はビビッドカラーやネオンカラーにする
- 床は白と黒のチェック柄にする
ポップな空間にしたい、遊び心のある部屋に憧れる方は必見です。
素材はプラスチックやレザーを選ぶ
アメリカンデザイナーは素材がプラスチック、レザーのアイテムを使用することで、1940年代〜1960年代のアメリカの雰囲気を出すことができます。レザーのソファにしたり、プラスチックの椅子にしたりするのがおすすめです。
配色はビビッドカラーやネオンカラーにする
アメリカンダイナーは目を惹く個性的なカラーが多く取り入れられています。そこで真っ赤なレザーのソファにしたり、ネオンサインを取り入れたりしてみましょう。大胆な色を使用していくのが、アメリカンダイナーを演出するポイントです。
床は白と黒のチェック柄にする
アメリカンダイナーの定番として、床が白と黒のチェック柄であることが挙げられます。ハードルが高いと感じるかもしれませんが、モノトーンであるため、まとまった雰囲気になります。
なお、部屋のイメージをチェンジするのであれば、床から取り組みましょう。床から変えていくことで、インテリアの配置や選定がしやすくなるためです。
ヴィンテージアメリカン
落ち着いた雰囲気の部屋にしたいのであれば、ヴィンテージアメリカンがおすすめです。ヴィンテージアメリカンはブラウンやブラックといった暗めの色を使用して、大人の雰囲気の印象を抱かれやすいのが特徴です。
そんなヴィンテージアメリカンを実現するには、以下の3つのポイントを意識しましょう。
- 素材はウッドやレザーを選ぶ
- 配色はダークブラウンやインディゴブルーにする
- 壁は古木やレンガにする
それぞれのポイントを詳しく解説します。
素材はウッドやレザーを選ぶ
ヴィンテージアメリカンでは、ウッドやレザーを取り入れるのがポイントです。ウッドやレザーは渋さを感じさせながらも、無骨な雰囲気を演出するのに効果的です。レザーのソファや、木目が美しいウォールナット材の棚を取り入れるとよいでしょう。
配色はダークブラウンやインディゴブルーにする
ヴィンテージアメリカンの配色は、ダークブラウンやブラック、インディゴブルーといった落ち着いた色です。ベージュやホワイトといった明るめの色よりも、暗めの落ち着いた色のほうが落ち着いた雰囲気を演出できます。
壁は古木やレンガにする
部屋の印象を大きく左右する壁は、無骨さを感じる古木やレンガがおすすめです。ヴィンテージ感が増すうえ、おしゃれな雰囲気も出してくれます。壁全体に使わなくとも、一部に取り入れるばより雰囲気が出ます。
賃貸でアメリカンインテリアを取り入れる際のポイント
賃貸は持ち家のようにリフォームやリノベーションをするのが困難ですが、以下の方法であれば、アメリカンインテリアを実現できます。
- リメイクシートを使う
- クッションフロアを敷く
- 穴が目立たないピンやフックを使用する
ここでは、それぞれのポイントを詳しく解説します。賃貸にお住まいの方はぜひ参考にしてください。
リメイクシートを使う
リメイクシートとは、壁紙の上に貼れるシートのことです。リメイクシートは壁だけではなく、キッチンやリビングの一面などにも貼れます。デザインもレンガ調のものからシンプルなブラックのものまで、さまざまな種類があるため、大きく印象を変えられます。ただし、なかには粘着力が強力で剥がした後が残ってしまったり、壁紙まで剥がしてしまうものもあるため、注意してください。
クッションフロアを敷く
クッションフロアとは、クッション性のあるビニール製の床材で、フローリングの上から敷けます。デザインはヘリンボーン柄のものからウッド柄など幅広く、リメイクシート同様、部屋の印象を大きく変えられます。
穴が目立たないピンやフックを使用する
時計やポスターなどを飾る場合は、穴が目立たないピンやフックを使用しましょう。跡が目立たないため、賃貸でも安心してポスターや写真を飾れます。
アメリカンインテリアで失敗しないために心がけたいこと
アメリカンインテリアの部屋にするのであれば、以下のポイントを意識しましょう。
- 色を使いすぎない
- 「抜け感」を意識する
- 予算を決めておく
これから紹介する内容を押さえておくことで、失敗する確率を大きく下げられます。
色を使いすぎない
アメリカンインテリアには奇抜なカラーを使っているテイストもありますが、色を使いすぎると騒がしい印象を与えてしまいます。
複数の色を使ってまとまった印象を与えることもできますが、難易度はかなり高めです。なるべく3色程度に収めたほうが、まとまった印象を与えられます。
「抜け感」を意識する
アメリカンヴィンテージやネイティブアメリカンスタイルでは、暗めの落ち着いた色がメインであるものの、抜け感を意識するのも重要なポイントです。観葉植物を取り入れたり、柔らかい明かりの間接照明を置いたりするのがおすすめです。
適度な抜け感を作ること、重さを調和できます。
予算を決めておく
インテリアを考えるにあたって、予算は決めておきましょう。基本的に、アメリカンインテリアを含めたインテリアはお金のかかるものです。本格的に揃えるとかなりのお金がかかってしまううえ、追求し続けて部屋づくりが終わりません。部屋の完成をイメージしやすくするためにも、上限を決めておきましょう。
アメリカンインテリアは多くの方におすすめのスタイル
アメリカンスタイルといっても、さまざまなスタイルがあり、それぞれおしゃれで個性のあるものです。
自分がどのような雰囲気のライフスタイルにしたいのかを考えることで、目指すべきスタイルもわかってきます。
こだわりぬいた自分のライフスタイルを実現したいなら、ぜひプロのハウスメーカーにご相談ください!
PIECE STYLEでは埼玉を中心にアメリカンスタイルの住宅建築を請け負っています。
アメリカンスタイルの家を建てたい、人とは違うライフスタイルを目指したいとお考えの方はぜひ一度お問い合わせください。
高い技術を持った職人たちが、あなたの夢を実現いたします。