公開日 2023.12.26 更新日 2024.06.04

ヴィンテージスタイルとは?特徴や魅力を解説

 

 

「落ち着いているおしゃれな部屋にしたい」

「大人っぽい部屋に憧れている」

インテリアにはさまざまなスタイルがありますが、上記のような雰囲気を演出できるのがヴィンテージスタイルです。

ヴィンテージスタイルは男女問わず高い人気を誇るスタイルで、フェミニンすぎる雰囲気が苦手、落ち着いた雰囲気の部屋が好きな方にとてもおすすめです。

本記事では、ヴィンテージスタイルの基礎知識である定義や魅力などを詳しく解説します。

落ち着いている部屋や大人っぽい雰囲気が好きな方は、ぜひ本記事を最後までご覧ください。

 

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ヴィンテージスタイルとは?

ヴィンテージスタイルのヴィンテージには、年代ものといった意味があります。
ヴィンテージスタイルはシンプルで落ち着いていて、雰囲気のある部屋となっており、大人っぽい部屋が好きな方にとてもおすすめです。

ヴィンテージスタイルには可愛らしいスタイルもありますが、全体的にはクールとなっているため、かっこいい部屋が好きな方に最適です。

実際、ヴィンテージスタイルと聞くとブラックやブラウンで落ち着いている色、大人っぽい雰囲気のインテリアを思い浮かべる方が多いでしょう。

次では、ヴィンテージスタイルの基礎知識である、定義について解説します。

ヴィンテージの定義

結論から述べると、ヴィンテージには明確な定義がありません。

定義はお店によって異なり、一概にこれがヴィンテージとはいえないのが現状です。

あるお店では、1950年代から1970年代のもの、100年は経たない家具を指しています。

しかし、おおよその共通認識としては綿や化学繊維よりはレザー、樹脂よりも鉄や真鍮といった古くから使われてきた素材を使用した家がイメージされるのではないでしょうか。

そういった素材で統一された住宅はデザインが近代的でも、高級感のある落ち着いた空間になります。

また、ヴィンテージスタイルの部屋にするにあたって、実際に年数が経過している家具を使う必要はありません。

もちろん、本物のヴィンテージ家具を使用すれば雰囲気も出ますが、ポイントを押さえればヴィンテージの部屋を実現することは十分可能です。

ヴィンテージスタイルの魅力

ヴィンテージスタイルの魅力は、主に以下の3つです。

  • 大人の雰囲気を出せる
  • 男女ともに人気がある
  • 家具そのものの魅力を引き出せる

ヴィンテージスタイルはスタイルにもよりますが、ブラウンやブラック、グリーン、ベージュといった比較的落ち着いた色を使うことが多く、奇抜な色を使用することは多くありません。

大人の雰囲気を出しやすく、男女問わず多くの方に好かれるスタイルとなっています。

そのため、家に頻繁に人を招く方、個性的すぎるスタイルが苦手な方にはとてもおすすめです。温かみのある空間が好きな方にとっても、ヴィンテージスタイルの空間は過ごしやすく気に入るでしょう。

また、レザーや木目といった家具そのものの魅力を引き出せるのも、ヴィンテージスタイルの魅力です。

ヴィンテージスタイルの種類

ヴィンテージスタイルといっても、さまざまな種類があります。

ヴィンテージスタイルには落ち着いた色で大人な雰囲気を出すスタイルがあれば、パステルカラーを用いてほどよい甘さを演出するものもあります。

ここでは、ヴィンテージスタイルの代表的な種類である、以下の5つを詳しく見ていきましょう。

  • カリフォルニアスタイル
  • アメリカンスタイル
  • 北欧スタイル
  • フレンチスタイル
  • ナチュラルヴィンテージ

ヴィンテージスタイルを検討している方はもちろん、詳しく知らない方もぜひ参考にしてください。

カリフォルニアスタイル

カリフォルニアスタイルとは、アメリカの西海岸の雰囲気をイメージしたスタイルのことです。別の呼び方として、ビーチスタイル、西海岸スタイルとも呼ばれます。

カリフォルニアスタイルの特徴として、開放感のあるスタイル、ヴィンテージ感のある木材が使用されていることが挙げられます。

したがって、収納がたっぷりな広い空間を用意して、テーブルや収納などは無垢材を使用するのが、カリフォルニアスタイルを実現するコツです。

ツヤのある木目、高級感よりも、ナチュラルを目指しましょう。そして空と海を連想させるブルーとホワイトを使うと、さらにカリフォルニアスタイルに近づきます。

爽やかで開放感のある部屋が好きな方におすすめのスタイルです。

 

下記の記事ではより詳しくカリフォルニアスタイルについて紹介しています。

カリフォルニアスタイルの特徴

アメリカンスタイル

アメリカンスタイルは、大人の雰囲気や渋さもありながら、遊び心も感じられるアメリカのカルチャーを取り込んだスタイルのことです。

ブラウンやブラック、キャメルといった色がベースです。ウォールナットのテーブルや棚を使うと、よりアメリカンスタイルらしさを出せます。

他にも重圧感を感じるレンガ調の壁紙を貼ったり、レザーのソファを使用したりするのもおすすめです。

また、アメリカンスタイルには無骨な雰囲気を感じさせる、アイアンを使った家具との相性抜群です。

パイプでできたハンガーラックやペンダントライトなど、特徴的な小物を活かしたレイアウトで独特の雰囲気を作ります。

 

下記の記事ではより詳しくアメリカンスタイルについて紹介しています。

アメリカンスタイルの家とは?長年愛されているスタイルと特徴を紹介

北欧スタイル

北欧スタイルは、洗練されていながらも渋さも感じられるスタイルです。

家具の素材の良さを活かしており、デザイン性が高く、機能性も優れています。

シンプルなデザインのため和風の住宅との相性も良く、取り入れやすいのも嬉しいポイントです。

フレンチスタイル

フレンチスタイルとは、フランスの家具を使ったスタイルのことです。

白いペイント家具が取り入れられており、優雅で可愛らしい印象があります。

他にもレースやアンティークが使われており、美しい世界観が好きな方に最適なスタイルです。

とはいっても、木を取り入れてカジュアルさを演出することも可能です。

椅子や棚、床はブラウンにして落ち着いた色にし、ソファやクッションはくすみ感のあるピンクなどを取り入れることで、心地よい空間のフレンチスタイルを実現できます。

どのぐらいフェミニンにしたいか、カジュアルさを演出したいかで取り入れる家具は異なってきますが、全体的には、可愛い雰囲気が好きな方におすすめのスタイルとなっています。

ナチュラルヴィンテージ

ナチュラルヴィンテージとは、シンプルでナチュラルな家具で統一感を出して、ヴィンテージ感のあるアイテムを取り入れたスタイルのことです。

全体的に落ち着いた印象となっており、海外のスタイルを連想させる空間となっています。また、インテリア初心者にありがちな味気のない部屋にならず、間取りを問わずに実現できるのも、ナチュラルヴィンテージの特徴です。

白い床とナチュラルな床があれば、ナチュラルヴィンテージにできます。

クッションで差し色をいれたり、観葉植物を置いたりして、小物も工夫していきましょう。

ナチュラルヴィンテージはシンプルで落ち着いた部屋にしたい方、賃貸でも実現しやすいスタイルを探している方におすすめです。

ヴィンテージスタイルの魅力を高めるポイント

ヴィンテージスタイルの魅力を高めるためには、以下の4つのポイントを押さえておきましょう。

  • 重めのトーンでまとめる
  • 古木を利用する
  • ガラスをチェックガラスにする
  • インダストリアルインテリアを取り入れる

現在ヴィンテージスタイルのインテリアに取り組んでいるけども、なかなか上手にいかない方は、これから紹介する内容をぜひ参考にしてください。

重めのトーンでまとめる

ヴィンテージスタイルの基本は、重めのトーンでまとめることです。

ブラックやブラウンといった暗い色を使うことで、大人な雰囲気を演出できます。

ただし、注意点として暗い色ばかりだと重すぎる空間となってしまいます。したがって、壁を白くしたり小物は差し色を意識したりして、調和をとりましょう。

古木を利用する

綺麗な木や明るい色の木を使いすぎるとナチュラルの印象が強くなるため、古木を使うのがおすすめです。

明るい木の色を使うスタイルは、初めてヴィンテージスタイルに挑戦する方には難易度が高くおすすめしません。

綺麗なものよりも、味のあるものを意識するのがヴィンテージスタイルのポイントです。

ガラスをチェックガラスにする

チェックガラスを使うことで、簡単にヴィンテージ感を出すことができます。

チェックガラスとは、ワッフルガラス、モザイクガラスとも呼ばれる格子状のデザインとなっているガラスのことです。

ドアの一部分に使ったり、室内窓に採用したりすることで、ヴィンテージスタイルの室内に自然な形で明るい色を取り入れることができます。

また、透けにくいためプライベートな空間の装飾にも使いやすいのがチェックガラスの魅力です。

インダストリアルインテリアを取り入れる

インダストリアルインテリアとは、配管を剥き出しにしたり、パイプラックを使用したりして、無骨さを演出できるものです。ヴィンテージな雰囲気を出すことができるうえ、お洒落さも演出できます。あまり装飾のされていない裸電球や、パイプ椅子を使ってみるのもおすすめです。

ヴィンテージインテリアを取り入れる際にこだわりたいポイント

ヴィンテージスタイルに挑戦したいものの、どこにこだわるべきかわからない方もいるでしょう。これからヴィンテージインテリアを取り入れるときは、以下の3つのポイントを意識してください。

  • 素材は木材やアイアンや真鍮、レザーを選ぶ
  • 配色はダークカラー、アクセントとしてグレーやホワイトにする
  • 壁や床はレンガ、コンクリートにする

1つずつこだわっていくことで、ヴィンテージインテリアをより実現できます。

素材は木材やアイアンや真鍮、レザーを選ぶ

素材は木材やアイアンや真鍮、レザーといった素材が目立つ家具を選んでいきましょう。

素材は木材、鉄、レザーは経年変化を楽しめる素材です。ソファをレザーにしたり、棚を味のある木材にしたりすることで、ヴィンテージ感を出せます。

また、ヴィンテージと聞くと家具が高いと思う方もいると思いますが、近年ではお手頃な価格のものも増えています。

手頃な価格の家具でも、照明や椅子などそれぞれの素材にこだわれば、遜色ない高級感を演出できます。

配色はダークカラー、アクセントとしてグレーやホワイトにする

配色は落ち着いた色であるダークカラーをメインにしましょう。

ただし、ダークカラーだけだと重い空間となってしまうため、アクセントとしてグレーやホワイトも取り入れましょう。

壁をホワイトにしたり、クッションをグレーにしたりすることで、程よい抜け感を演出できます。個性的なカーペットを取り入れたり、観葉植物を飾ったりするのもおすすめです。

壁や床はレンガ、コンクリートにする

壁や床はレンガ、コンクリートにすることで重圧感を出せます。賃貸であっても、張る壁紙を利用することで、簡単にレンガ調、コンクリートの壁にできます。

壁と床は部屋の印象を大きく変えるものです。なかなかヴィンテージ感が出せないという方は、壁や床から変えてみましょう。

なお、注意点として、壁紙を変える際は粘着力を確かめるようにしてください。

粘着力が強いものを貼ると、剥がす際に元々の壁紙ごと剥がれる可能性があるためです。

賃貸用の壁紙が用意されるため、そちらを利用するのがおすすめです。床を変えるクッションフロアは、カビが生えることもあるため注意してください。

まとめ

ヴィンテージスタイルは、落ち着いた大人の雰囲気が特徴のスタイルです。男女問わず多くの方に人気のスタイルであるため、幅広い方におすすめです。

ただし、ヴィンテージスタイルといってもさまざまな種類があり、開放感が特徴のスタイルから、ほどよい可愛らしさがある雰囲気の部屋もあります。

まずは、どのスタイルにしたいのかを考えてから、部屋作りに取り組みましょう。

 

そしてポイントをしっかりと押さえることで、ヴィンテージ感を出すことができます。本記事で紹介した内容をもとに、自分が目指している部屋を実現していきましょう。

もちろん、内装だけでなく家の外装からスタイルにこだわれば、一層その魅力は際立ちます。

 

PIECE STYLEでは埼玉を中心にアメリカンスタイルの住宅建築を請け負っています。

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